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ようこそ!! ここは櫻井きらと綿帽子が運営する同人サイトです。 主にこの2人がただひたすらに萌を 展開させております。 start/2008年5月6日
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ふわふわと、右も左も、上も下もわからない。そんな世界にルルーシュはいた。胸に走る痛みは、もう、ない。


お疲れ様、愛しい人



ふわふわ、温かい世界。違う、こんなのは。はっとしてルルーシュは目を開けた。

途端、目の前には美しく広がっている花畑。違う・・・違うんだ・・・俺はこんな優しい世界にいちゃいけない。

そう思って、周りを見渡すと声が聞こえた。まさか、振り向くとそこには、優しく微笑むシャーリー、ユフィ、そして、ロロがいた。

「お疲れ様、ルルーシュ・・・」
ユフィが、桃色の髪を揺らして、手を差し出した。


駆け寄りたかった。できることなら、手を取って笑いあいたい。けれど。

「俺はそこに行ってはいけない」
そう、俺は・・・・。

「本気で言ってるの?ルル」
「ああ、地獄に行かなければいけないから。幸せになんて・・・」
これは償いだから。

「嘘でしょ、兄さん」
ロロが笑った。

「兄さんは嘘吐きなんだ。僕にはわかるよ、だって、僕は兄さんの弟だから」
「でも・・・そんなことは・・・」

「許されない?」
ユフィが首をかしげる。

「当然だ、たくさんの人々を殺した。お前達だって・・・俺のせいで・・・。世界は、俺を許せない」

、涙が、流れた。冷たい、涙。まるで、お前は悪だから、と突きつけられるような。

「違うよ、ルル」
ふわり、と。温かく抱きしめられた。

「許せない、なんてないよ。スザク君から聞いたでしょう?それにね、世界には、私たちもいるんだよ」

え、と顔を上げた。そこには、あの夏の日ののひまわりのような、3人の笑顔。

「だって、私達は、もうルルーシュを許していますもの」
ユフィがころころと笑った。
ねえ、と、それに続くようにロロが言った。
「もう、兄さんは、幸せになっていいんだよ」


「「「おつかれさま」」」

風が舞って、花びらが踊る。そこに、拒絶はもう、感じられなかった。
頬に流れる涙は、優しくて温かい。孤独に泣いた幼子はもういない。
欲しかった言葉をもらえたから。







――――――――――――――――――――

皆におつかれさまって許されるルルが書きたかったのです。


 
 



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