ようこそ!!
ここは櫻井きらと綿帽子が運営する同人サイトです。
主にこの2人がただひたすらに萌を
展開させております。
start/2008年5月6日
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ああ、ねむい。
放課後の生徒会室、そこでルルーシュはいつもの定位置に座って、惰眠をむさぼっていた。
最近、スザクが白兜のパイロットだと判っただとか、キラを騎士団の幹部に紹介したりだとかいろいろあって、今、騎士団は、そしてそれを束ねるゼロであるルルーシュは殺人的に忙しい。
よって、今ミレイ会長が不在の隙に少しだけでもと眠っていたのだが。
「ルルーシュ♪」
というなんだかものすごく聞きなじみのある自分の名前を呼ぶ声に、一気に覚醒した。
ソレは、この間異世界からやってきた同居人の声で、まさか学園にくるなんて、と、どうやってその声の主を追い返そうと考えていたルルーシュは、声のする方向に振り向き、そして思考を停止させた。
シャーリー、リヴァル、カレンに、ニーナ。
さらに軍務がなくて、珍しく学園に来ていたスザクという名のエアクラッシャーでさえ、そちらを凝視したまま停止している。
そこに居たのは、白いワンピースを着て、やわらかそうな栗毛のロングヘアーをした、美しい少女だった。
「ほあああああああああああああああっ!!キキキラッ!?」
「キが2つ多いよ、ルルーシュ。僕の名前はキラだよ?」
と、首をかしげる姿は、まさしく傾国のそれだ・・・じゃなくて!
相変わらずのほほんとしているキラを怒鳴りつけてやりたいのを、ルルーシュは全力で耐えた。
「あの・・・学園の方じゃないですよね、どなたでしょうか・・・?」
シャーリーがおずおずと口を開いた。
その目には美人に会えて嬉しい、という素直な感想と、ルルーシュの知り合い(しかもかなり仲がよさそう)に対する嫉妬の色が入り混じっていて、普段なら、皆(ルルーシュ以外)ここで彼女に生暖かい目をむけるのだろう。そう、普段なら。
「んーっと、僕はキラ。キラ・ヤマト。ルルーシュの遠い親戚だよ」
だが、キラは混乱した空気を全く気にせず、飄々と言ってのけた。さすがキラ様である。
「え・・・ヤマトって・・・」
「あ、うん、珍しいでしょ。僕、ブリタニアと日本のハーフなんだ。」
にこり、と笑って答えると、シャーリーが鼻を押さえて倒れた。くそう、まけた、可愛すぎる・・・そんな言葉をつぶやきながら。
それをスルーして(酷)カレンが目を輝かせた。
「え、ハーフ?」
本人はポーカーフェイスのつもりなのだろうが、はっきり言ってバレバレである。
幸いなことに、この混乱の中でそれに気づける余裕は、キラを除いて誰にもなかったが。
そこへ、一つだけテンションの違う声が響いた。
「皆ーーーっ!!遅れてごめんなさいねー!」
・・・来た、タイフーン。
部屋に入ってきたミレイは、やはりというべきか、いつもと違う生徒会の空気にすぐに気づき、キラを見つけた。
この空気を変えられるのはもはや会長しかいない、と全員がミレイを見つめる。
「あなた」
そして空気は変わった。
「生徒会に入らない?」
・・・おかしな方へ。
*
その後、スイッチの入ったミレイが問答無用でキラをアッシュフォード学園に転入させ、さらに宣言どおりキラを生徒会に引き込み・・・とにかく大変だった。
とくに、
「はあ!いきなり何なんですか!会長!ただでさえ忙しいのに!」
「何言ってるのルルちゃん!こんな逸材めったにいないわ!今動かずして何のためのアッシュフォードか!」
とどこかで聞いた台詞を それは神々しくのたまったミレイはそれはそれはすさまじく。
はあ、と、ルルーシュはひときわ大きなため息をついた。
―――――――――――――――――――
ミレイさんは生徒会の最強人物!!
キラが女装して会いに行ったのは、傷心のルルを楽しませようとしたけど、そのまま行ったらカレンやスザクにばれると思ったからです。
ちなみにキラの役職は副会長補佐(何それ
PR
この記事にコメントする