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ようこそ!! ここは櫻井きらと綿帽子が運営する同人サイトです。 主にこの2人がただひたすらに萌を 展開させております。 start/2008年5月6日
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「ルルちゃんーミレイさんが遊びに来たわよーっ!!」

 

 

バアン、と、勢いよく扉を開けて執務室に入って来たのは、神聖ブリタニア帝国第11皇子、ルルーシュの婚約者、ミレイ・アッシュフォードだった。

 

婚約者に御用心☆

 

 

「また、ですか?会長」

 

 

「やーねぇ、婚約者なんだから、そんな他人行儀にしなくても」

 

 

まただ。スザクは思った。今月に入って7回目、ミレイはよくルルーシュに会いに政庁に来る。婚約者なのだから、とは言ってもやはりルルーシュと、その婚約者が目の前でベタベタするのは、やはり、いたたまれない。

だってスザクは自分の主君が―ルルーシュが好きなのだから。

 

 

「会長さん、おはようございます」

 

今はまだ朝9時だ。だからこの挨拶も妥当だろう、スザクはそう思いながら―表面上は―にこやかに答える。

ルルーシュに胡散臭いといわれようが、他人にはそう易々と本心を悟られない自信があった。

     ・・のだが。

 

 

「あら、スザク。嫉妬?」

 

にこにこと笑いながらズバリ本心を言い当てるミレイに目眩がする。

さすがルルーシュの婚約者とでもいうべきか、それとも貴族なら自然と身につくものなのか。彼女の観察眼には舌を巻く。

まあ、そうでなければ帝国屈指のひねくれ者―ひどい言い方であるが自分の主である―の婚約者などやっていられないのだろうが。

 

 

「あの「「ルルーシュ(お兄様ー)」」

 

 

軽く顔を引きつらせて、ミレイに反論しようとしたスザクを押しのけるように、ではなくふっ飛ばし壁とお友達にさせたのは、ルルーシュの愛妹、ユーフェミアとナナリーだ。

 

 

「遊びましょう、お兄様!アリエス宮の北側に、薔薇がたくさん咲いていましたの!」

「いいえ、それよりお茶をしましょう!お姉さまがイレブンから和菓子をたくさん取り寄せてくださったんです!」

 

頬を上気させ、可愛らしい笑顔を振りまきながら2人の美少女がならぶ。

実に眼福である。

・・・隣に血を流しながら倒れている青年と、そこに至る一部始終を見ていなければ。

 

 

 

 

「ああ、じゃあお茶をしてから遊ぼうか?2人共。」

 

 

だがしかし、「そんな些細(?)なことは愛する妹達の前では皆無に等しい!」を素で貫くルルーシュは、やはりそんなことはなんでもないかのように、花のような笑顔を浮かべていた。

 

余談だが、その日のアリエス宮では、朝9時ごろ、鼻血による出血多量で十数人が病院に運ばれたとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、何を言おうとしてたの?スザク」

 

 

ルルーシュ、ユーフェミア、ナナリーがお茶をしている光景を、穏やかな表情で眺めながらミレイは質問した。

 

「いえ、会長さんは羨ましいなって思っただけですよ」

 

ミレイもお茶に誘われていたのに、それを断ってスザクといる事に、少し疑問を感じながらも、スザクは答える。

 

「え?」

 

 

「いえ、婚約者だから、ずっと傍にいられるでしょう?僕は騎士だから、恋人にはなれない」

 

 

「そう…」

 

 

 

ミレイはスザクの想いを知っている。だからこその答えだ。

それを聞いて、ミレイは空を見上げて言った。

 

 

「スザク、私は貴方が羨ましいわよ」

 

「は?」

 

 

これは予想外だった。

まさか、自分がなりたいと望んでいた立場の人が、自分を羨んでいるなんて。

 

 

 

「何故です?」

 

 

「私ね、小さいころ、ルルーシュの騎士になりたかったの、でも、貴族で、しかも女だから、なれなかったわ。この生まれじゃなかったら、ルルーシュを守る、騎士になれたんじゃないかって、何度も思ったの」

 

「はあ・・・」

 

 

 

少し、認識が違った。とスザクは思った。ミレイには悪い事を言ってしまったか、と。

 

次の瞬間までは。

 

「まあ、今はこの立場に満足してるしっ、婚約者の座は譲らないわよ!スザク!だって私もルルちゃんを愛してるから!」

 

 

「はあ!?」

 

 

さっきまでの表情は嘘だったのかといいたくなるほどに明るい笑顔を浮かべられ、スザクは目を見開いた。

気のせいか、空気の崩れる音が聞こえる。

いやむしろ気のせいであってくれコンチクショウ!

 

 

 

「子供は少なくとも10人は作るわ!ルルちゃんに体力が無くても、私が何とかするし!」

 

 

「ミレイさん!?」

 

 

いまや完全に壊された空気にスザクは顔が青くなっていくのがわかる。

ブリタニアのエアクラッシャーと名高いスザクでさえも、これは耐え切れなかったようだ。

 

 

 

「ミレイさーん!!」

 

 

「はーい!ナナリー、今行くっ」

 

 

 

満面の笑みでルルーシュ達3人の元へ駆けていくミレイの後ろ姿を眺めるスザクは17歳の少年には到底かもし出せない疲労を浮かべていた。

そして一言。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゆっ…油断出来ない!!!」

 

 

 

 

そして今日も一日が始まる

 

 

 

初めて書いたスザルル騎士皇子!

・・・なのにミレイさんが出張りすぎてミレルル臭がぷんぷんします。

きらの小説はおにゃのこが強いですよ。ええ!最強ですとも!←

特にナナリーとミレイさんはその筆頭。

 

しかし私がルル受けを書くと、ルルが空気になるとはどういうことか←自分のせい

・・・不思議ですね!(馬鹿

 

とりあえずこれが綿ちゃんへの誕生日プレゼント!(前のは没)←コラ

綿ちゃんおめでと==(*^^*

 

 

 

 

 

 

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